認知行動療法とは

もし考え方を少し変えられたら、心も軽くなるかも

「なんだか最近、気持ちが落ち込む」「自分の考え方が邪魔をしている気がする」って感じたことはありませんか?
そんなときに役立つのが、「認知行動療法(CBT)」という方法です。ちょっと難しそうな名前ですが、やることはとてもシンプル。自分の考え方や行動を少し見直してみるだけで、気持ちが軽くなったり、前向きになれたりするんです。今日は、CBTがどんなものか、簡単にお話ししますね。


1. 自分の考え方に気づいてみる

まず最初に大切なのは、「自分が普段どんなふうに考えているのか」に気づくことです。
たとえば、こんな思いを抱えたことはありませんか?

  • 「一回ミスしたら、もう全部ダメなんだ」
  • 「周りの人に迷惑をかけてばかりで、自分は役に立たない」

こういった考えは、自分では気づかないうちに心に重くのしかかってくることがあります。CBTでは、こういう思いを「自動思考」と呼びますが、まずはそれがどんな場面で出てくるのかを意識してみることが大切です。


2. 考え方を少し柔らかくしてみる

次に、その考え方を少しずつ柔らかくしてみる練習をします。
たとえば、「ミスをしたら全部ダメだ」という思いがある場合、こんなふうに考えてみるのはどうでしょう?

  • 「ミスは誰でもするもの。そこから学べばいい」
  • 「一回のミスで自分の価値が決まるわけじゃない」

こういった考え方を少しずつ取り入れることで、心の負担が軽くなり、気持ちが前向きになります。


3. 小さな行動を試してみる

CBTでは、実際に行動を起こしてみることも大切です。考え方を変えるだけではなく、小さな一歩を踏み出してみることで、心の変化を実感できます。
たとえば、「人前で話すのが苦手」という悩みがある場合、いきなり大勢の前で話す必要はありません。「今日は一人にだけ話しかけてみる」といった小さな挑戦でOKです。
その行動を通じて、「思ったよりうまくいった」「案外怖くなかった」という成功体験が得られれば、それが自信につながります。


心を少し楽にするお手伝い

認知行動療法(CBT)は、考え方や行動のクセを少しずつ見直していくことで、心の負担を軽くしていく方法です。特別な道具や準備は必要ありません。日常の中で、自分の考え方や行動をちょっとだけ意識してみる。それだけで、気持ちが軽くなることがあります。
もし「今の自分を変えたい」と思ったら、今日から少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?

本日もお読みいただきありがとうございました。

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