肘の痛みについて

  • 2024年2月13日
  • 2024年2月13日
  • 日常

肘は腕の動きに欠かせない関節ですが、日常生活やスポーツなどで酷使されることも多く、痛みを感じることがあります。肘の痛みには様々な種類と原因がありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

テニス肘

テニス肘とは、肘の外側にある上腕骨外側上顆という骨の突起部分に、手首を伸ばす筋肉の腱が付着している部分に炎症が起こる状態です。テニスやバドミントンなどのラケットスポーツをする人に多く見られますが、雑巾を絞る、パソコンを使う、ハンマーを振るなどの日常生活でも起こり得ます。肘の外側が痛み、手首を伸ばしたり中指を伸ばしたりすると痛みが強くなります。痛みが慢性化すると、手の力が弱くなったり、手首のしびれが出たりすることもあります。

テニス肘の対処法としては、まずは痛みの原因となる動作を控えることが重要です。肘に冷やすものを当てたり、痛み止めの薬を飲んだりして痛みを和らげることもできます。痛みがひどい場合や長期間改善しない場合は、整形外科やリハビリテーション科で診察を受けることをおすすめします。テーピングやサポーター、注射や手術などの治療法が適用される場合があります。

私は元々バドミントンをやっていたので、今でもたまに友人たちとプレーすることがあります。

たまにしかやらないこともあって、私自身や友人もテニス肘のような症状が時々あります。

冷やしたり、原因の筋肉およびその筋肉を支配する神経へのアプローチによって概ね改善しますが、打つ瞬間のインパクトが強すぎたり、負荷がかかりすぎていたりするケースについては、身体の使い方を変化させる必要があると思います。

そうした方がより効果的ということですね。

その時によく用いるのがsomatic flowです。実際の素振りや立ち・座りといった動作からその人の身体の癖を見抜き、必要と思われる運動を実施します。数分あれば変化するケースが多いので、そうしてから実際にバドミントンをすることで負担は軽くなります。

ゴルフ肘

ゴルフ肘とは、肘の内側にある上腕骨内側上顆という骨の突起部分に、手首を曲げる筋肉の腱が付着している部分に炎症が起こる状態です。ゴルフや野球などのスイングスポーツをする人に多く見られますが、重いものを持ったり、力を入れたりする日常生活でも起こり得ます。肘の内側が痛み、手首を曲げたり小指を曲げたりすると痛みが強くなります。痛みが慢性化すると、手の力が弱くなったり、手首のしびれが出たりすることもあります。

ゴルフ肘の対処法としては、テニス肘と同様に、痛みの原因となる動作を控えることが重要です。肘に冷やすものを当てたり、痛み止めの薬を飲んだりして痛みを和らげることもできます。痛みがひどい場合や長期間改善しない場合は、整形外科やリハビリテーション科で診察を受けることをおすすめします。テーピングやサポーター、注射や手術などの治療法が適用される場合があります。

変形性肘関節症

変形性肘関節症とは、肘の関節面にある軟骨がすり減って、骨と骨がぶつかるようになる病気です。加齢や肘の酷使、肘の外傷や関節炎などが原因となります。肘を動かすと痛みが強くなり、安静にすると痛みが軽減します。肘の動きが制限されたり、滑らかに動かなかったりすることもあります。進行すると、肘の近くに通っている神経にも問題が起こって、手指のしびれや動きにくさも起こることがあります。

変形性肘関節症の対処法としては、まずは痛みを悪化させるような動作を控えることが重要です。肘に温めるものを当てたり、痛み止めの薬を飲んだりして痛みを和らげることもできます。痛みがひどい場合や日常生活に支障がある場合は、整形外科やリハビリテーション科で診察を受けることをおすすめします。関節の可動域を広げる運動や筋力トレーニングなどのリハビリテーションが行われる場合があります。場合によっては、関節の人工置換術などの手術が必要になることもあります。

まとめ

肘の痛みには様々な種類と原因がありますが、共通して言えることは、痛みの原因となる動作を控えることが最も大切だということです。また、痛みが長引く場合や日常生活に影響が出る場合は、早めに専門医に相談することが必要です。肘の痛みは放置すると悪化することが多いので、早期の対処が大切です。

本日もありがとうございました。

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